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産後の体とは

産後の不調

★姿勢の悪さが悪循環を生んでしまいます

産後の体形というのは、骨格が究極的に壊された状態=老後のあなた、といえるのです。

だからといって、出産直後の体形が一番悪いわけではありません。育児の過程で体形がより崩れていく方も少なくないからです。なぜなら、骨格がゆるんだ状態で育児という激務をこなすために、体に相当な負担がかかってしまうからです。体というのは、過剰な負担がかかると、負担がかからないように体をかばうような動きを始めます。これが、姿勢をさらに悪化させてしまうのです。

 

☆出産および育児の時期は特有のゆがみを引き起こす

では、骨格がゆるむと実際どうなってしまうのでしょうか?

●筋力がうまく発揮できない

●ちょっとしたことでも、体の負担になってしまう

●体形の崩れが起きやすい

育児というのは、普段に比べてかがむ姿勢が多くなります。授乳中も、背中を丸めてかがめた姿勢なりますし、おんぶや抱っこも、かがむ姿勢になってしまいます。このかがむ姿勢があなたの体形をよりおばあちゃん化させてしまうのです。この時期特有のゆがみというのは、骨格のおばあちゃん化だったのです。ですが、ゆがみやすい時期をデメリットと感じるのではなくメリットと考えると、これほど素晴らしい時期はないといえるのです。

 

☆この時期に姿勢を正すと骨格は妊娠前よりもきれいになる

出産後に姿勢を無理に正そうとするのは、体には負担にしかなりません。無理に姿勢を正そうとはしないで、どうすれば正しい姿勢を楽にとれるかを考えてほしいのです。正しい姿勢というのは、多くの場合「つらい姿勢」になってしまうからです。普段から正しい姿勢をとっているのであれば問題ないのですが、普段からゆがんだ姿勢をとっている方にとっては、正しい姿勢というのは慣れないものです。その慣れないことをずっと行なうのは苦痛でしかありません。そんな苦痛は状態を、産後の肉体的、体力的に大変な時期に行なうのは至難の業といえます。正しい姿勢ができれば、骨格は正しい姿勢に見合った状態に組み直されますので、妊娠前よりもきれいな骨格を手にすることも夢ではないのです。

 

☆産後骨盤ダイエットを効果的に行なうには

産後骨盤ダイエットは、特に問題がなければ出産の翌日から行なうことができます。ですが、少しでも気になる点があるようでしたら、産科の医師に「骨盤底筋群の運動を始めてもいいですか?」と聞いてください。

*次の時は行わないでください

・産科医の許可がおりないとき   ・熱があるときや体調不良のとき

・ストレッチをすると痛みが起こるとき   ・寝不足や空腹のとき

・体を動かすと骨盤周辺が痛むとき

 

 

人の体はリズムで支配されています。朝、太陽が昇るとともに体は目覚め、陽が沈むと体は眠りにつくという概日周期というものありますし、朔望周期という月の満ち欠けが体に与えるリズムや、季節をめぐる年周期というリズムまで、多くのリズムが人の体に影響を与えています。産後の体を作り変えようというときには、このリズムを利用した方が効果的です。

産後すぐで、体の回復や休息を促す時期であれば、夕方~就寝前に産後骨盤ダイエットを行なうとよいでしょう。体力が回復して骨格の組みかえを積極的に行ないたいと考えるのであれば、午前中の10時前後がよいと思います。もちろん、ご自分の生活リズムを崩さないのが基本ですから、できる範囲がよいのです。その他、なるべくご家族に協力してもらい、ストレッチに集中できる時間を少しでも確保できるようにし、またストレッチの最中は、体を締め付けるものを外し、楽な格好で行なってほしいと思います。

 

―産後1週間まで―

この時期は産後の体力を回復およびアップさせる

出産というのは、重労働に例えられることがありますが、実際は命を賭した生の営みです。出産は重傷を負った状態と同じですから、まずは体を休める事が先決です。体の回復力というのは、一定の状態が揃うと発揮できるようになります。一定の状態、それは体力のことですが、回復力は体力がなければ発揮できません。そして、産後に体力を回復させるためには一週間という期間が必要で、この時期に無理をしてしまうと、十分な回復力を期待できなくなってしまいます。一週間は家事から完全に解放され、体力の回復だけに専念してください。できればご主人も全面的に協力して、愛する妻の回復を手伝って頂きたいと思います。そうすることで、妻は元気に育児できるようになり、妊娠前よりもきれいになるのです。

 

産後1カ月まで

☆この時期は出産前の体力に戻すのが目標

産後1カ月は赤ちゃんの睡眠が不規則ですから、お母さんも寝不足になりがちです。骨盤ストレッチも重要ですが、少しでもまとまった睡眠をとることが体力の回復には必要不可欠なのです。できれば7時間連続の睡眠が取れると申し分ありません。なるべく家族が協力してお母さんにまとまった睡眠時間をプレゼントしてください。出産は重傷を負った状態と同じです。もし、それが自分自身ならきっと病院のベッドで安静にさせてもらいたいと願うはずです。お母さんに出産のご褒美としてアクセサリーなどを贈るのも素敵なことですが、もれなく睡眠時間もセットで贈ってみると、きっと夫婦の愛はより深まると思います。

 

産後3カ月まで

☆この時期は骨盤底筋群の強化に専念

出産でもっとも損傷を受ける筋肉の一つが骨盤底筋群です。この筋肉ケアこそが、産後骨盤ダイエットを成功させるカギとなります。筋肉には、内側から体の中心に向かって引き寄せる筋肉と、外側から骨格を保護する筋肉があります。骨盤底筋群は、骨盤の内側から広がらないように引き寄せてくれているのです。この筋肉が弱くなっていますと、「骨盤内臓が下垂してします」「尿漏れを起こしやすい」「骨盤が広がりやすい」「性的な機能が衰えやすい」原因となってしまいます。

経産婦体型は、骨盤底筋群の弱さが引き起こすものです。特に産後三カ月までの期間は、骨盤底筋群の強化に専念し、健康ときれいだけでなく、育児をするための体力アップもはかっていただきたいと思います。

 

産後6カ月まで

☆できるだけこの時期まで授乳してほしい

母乳育児には、大きく5つの利点があります。

①赤ちゃんの免疫を高める ②母性本能を育む ③子宮の戻りを促す ④お母さんを幸せにする ⑤ダイエットをしなくても、体を引き締めてくれる

ここ数年、母乳育児の大切さが問われていますが、それでも母乳育児は十分に行なわれていません。それは母乳育児の利点が十分に理解されていないのと、間違った情報が広まっているからです。母乳育児をすると、おっぱいが垂れるというのはその代表格です。母乳育児は、赤ちゃんを丈夫にするだけでなく、育児力が身につき、そして、体もきれいになります。少なくとも離乳食が始まるまで、できれば1年間は母乳を与えつづけてほしいと思います。

 

6カ月以降の時期

☆ゆがみにくい骨盤をめざして

ゆがみにくい骨盤というのは、内側からしっかりと引き寄せるための筋肉と、外側から骨盤を保護するための筋肉の両方がしっかりと発達しています。過剰な筋力トレーニングは、産後の骨盤にとって良いものではありませんから、骨盤に負担のかからない程度のもの、そして骨盤の回復に見合った内容のものを行なう必要があるのです。

産後の骨盤を正しい状態に組み直すというのは、一から始めるのではなく、マイナスの状態から始めることです。マイナスから始めるのですから、しっかりと目標を見すえて、骨盤を内側と外側の両方からしっかりとサポートできる状態を自分の手で作り出しましょう。

 

 

(参考文献:産後骨盤ダイエット)